ティファニー進出で“セレブ街”に ウォール街の「富」に照準

世界の金融の中心地、ニューヨークのウォール街に高級宝飾店、ティファニーが今秋、新店舗を開設する。狙いは富裕層のビジネスマンだ。ウォール街には他の高級ブランド進出も相次いでおり、昔ながらの金融街は、セレブな街へと様変わりしそうだ。
 米紙ニューヨーク・タイムズによると、ティファニーは今月20日、ウォール街で店舗不動産の売買契約を結んだ。今秋にオープンする。有名女優などがショッピングに訪れるマンハッタン北東部の5番街の本店に続く、ニューヨークで2店目の拠点だ。本店の売り上げはここ数年低迷しており、ウォール街で新たな得意客を開拓するのが狙いとみられている。
 ウォール街への進出を決めた高級ブランドはティファニーだけではない。ティファニーの新店舗の隣には高級皮革、仏エルメスが来年新店舗をオープンするほか、エグゼクティブ御用達のスーツブランド、ヒッキー・フリーマン、ドイツ車BMWなどが相次いで拠点を開設している。
 ウォール街のあるマンハッタン南部には、昔ながらの面影を残した住宅街が多く、通勤に便利という理由もあってウォール街で働く銀行マンや証券マンのほか、多くの富裕層が住んでいる。
 高級ブランドの進出はこうした層の新規獲得が狙いのようだ。
 ウォール街などマンハッタンの経済地区は、2001年9月11日の米中枢同時テロで、甚大な被害を受けた。一時、大企業の移転の動きが活発化し、経済活動への影響が懸念されていたが、ここにきて法律事務所や銀行の出店が増えているという。
 ティファニーのベス・O・キャナバン副代表はニューヨーク・タイムズに「ウォール街は、周辺のダウンタウンの復興が進んだことで、重要性が高まった」と話している。
 マンハッタンには、高級ブランドだけでなく、スペインのザラや英トップショップなど欧州のストリートファッション系のブランド進出も相次ぎ、大型店は1日あたり4万~5万人を集客しているという。
 ウォール街といえば、銀行や証券会社のビルが連なる地味な街並みが目に浮かぶが、今後は新たな流行発進拠点としても注目を集めることになりそうだ。

カネボウフーズがオトコ香る。を発売へ

株式投資ニュース

世界で最も生活費が高い都市にモスクワ

Track Back URL: