露国営石油ロスネフチ 個人の株購入受け付け 巨額債務返済へ

ロシアのプーチン政権が強力にてこ入れする同国ナンバー2の国営石油ロスネフチが26日、モスクワで新規株式公開(IPO)を前に、個人株主の購入受け付けを開始した。
 反政権的な同国石油元大手ユコスの資産を強引な手法で吸収し、欧米から批判されるロスネフチは、株式公開による利益で同社が抱える巨額債務を一気に返済することが可能となる。
 モスクワの国営ズベルバンクで始まった購入受付では、市民たちは、1株当たり5・85~7・85ドルで最低1万5000ルーブル(約6万3000円)からの購入となるとの説明を受けた。
 7月13日まで受け付けた後で、企業投資家に公開されるという。総資産額600億~800億ドル(約6兆9000億~9兆2000億円)と試算される同社の約22・5%の国有株式約85億ドル(約9775億円)分が放出される予定。
 ユコスを脱税の追徴課税などで倒産の危機に追い込み、巨大国営石油会社再興のシナリオを描いたプーチン大統領の旧ソ連国家保安委員会(KGB)人脈最強硬派のセチン大統領府副長官が同社を牛耳っており、ロシアの英字日刊紙モスクワタイムズは「投資家たちは石油分野のクレムリン支配がプラスなのか、マイナスなのかをよく検討する必要がある」と指摘している。

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