値段は少し高くても寿命を延ばした蛍光灯が売れている。蛍光灯の国内出荷シェア1位の松下電器産業が昨年6月、寿命を従来の1.5倍にした新製品を投入して売れ行きを伸ばし、今年3月には日立製作所が追随、今秋には東芝が2倍に延ばした新製品で参戦する。松下は「手間のかかる取り換え頻度が減るので、高齢者らに支持されているようだ」と分析している。
松下電器の長寿蛍光灯は「パルック」シリーズの「プレミア」。従来品の寿命は茶の間で使われる丸形タイプで約6000時間、1日6時間の点灯で約3年間使えるが、「プレミア」はガラス管に塗る保護膜などに独自の技術を採用して9000時間に延ばした。
売れ筋の30形2本組の実売価格は従来品が900~1000円なのに対し、「プレミア」は1200円前後。それでも「パルック丸形蛍光灯全体の販売数量の15%程度」という当初予想を上回り、今年4、5月には30%に達した。
これに刺激された形で、日立は「きらりUV」シリーズの最上位品として「寿命9000時間」の「ナノ」(30形2本組みで1180円前後)を投入。東芝は、1万2000時間にした「メロウZ プライド」を9月1日に発売する。店頭価格は30形2本組みで1480円前後を予定している。