運航トラブルや内紛に揺れた日本航空は、28日の株主総会後の取締役会で西松遥専務が社長に選ばれ、新体制が発足した。前途には安全運航の確保や赤字脱却、風通しの悪さが指摘される風土改革と課題が山積している。
総会では株主が内紛について「赤字の中で幹部の社内抗争が起き、がっかりした」と批判。西松氏が「情けないことだったが、今後は一枚岩となって全力で経営に当たる」と釈明した。
新体制は、運航現場に精通したパイロット出身の岸田清上席執行役員が専務に昇格、財務畑の西松社長との二人三脚で再建に取り組む。国内線と国際線の事業会社の統合を10月に控えているが、組合との交渉難航が予想される。社内融和を進めてトラブルを減らすことができるかどうかが、最初のハードルになりそうだ。