愛知製鋼は製鋼と鍛造の両工場で、大幅な生産革新に着手する。06年度から2010年度までの5年間に過去最高レベルの計1000億円程度を投資し、設備の更新や自動化を進める。主要顧客のトヨタ自動車は、世界の自動車生産を05年の736万台から2010年に1000万台超に引き上げる計画。これに対応して生産能力を増強、同時に生産効率も高める。
同社は本社がある知多工場(愛知県東海市)で鋼材を、鍛造工場(同)でクランクシャフトなど自動車向け鍛造部品を生産している。これら鋼材や鍛造部品は、主にトヨタ自動車と系列部品メーカーに納入している。
まず06年度は、製鋼部門では、中・小形品用の棒鋼、線材の生産ラインを新設する。さらに棒鋼、線材の圧延工場と、仕上げ工程を手がける調質工場の配置を見直し、圧延から仕上げまでを一貫加工できる体制とする。