ヘリコプターを利用し、東京-成田空港間を約20分で結ぶ新たな旅客輸送サービスが7月1日にスタートする。事業を手掛けるのは、これまで航空写真の撮影や遊覧飛行などを行ってきた埼玉県のヘリコプター運航会社「雄飛航空」(桶川市)。主要な利用客は企業経営者や富裕層を想定しており、新たな需要掘り起こしを狙う。
雄飛航空の「成田ヘリ・エクスプレス」は、5人乗りのヘリコプターを使い、新木場の東京へリポート(東京都江東区)と成田空港を往復する。成田空港に直接乗り入れ、空港内では専用車で移動。料金は1人片道3万円(7月末まで2万5000円)で、運航時間は午前8時から午後6時まで(夏季)。利用には24時間前までの予約が必要だ。
同社は今年4月、埼玉県川島町と成田空港を結ぶサービスを開始し、5月には月間50人程度が利用したという。東京-成田の需要予測は難しいが、同区間をハイヤーで移動した場合、「平均で90分程度、料金は6万円前後かかる」としており、ヘリが時間、料金ともにお得な格好だ。
予約があった場合に運航するチャーター便のため、1人の乗客でも運航するが、当面は「1日20人」の乗客確保が目標。藤間社長は、ホンダ創業者の故本田宗一郎氏が利用したヘリコプターの専属パイロットで、1989年に独立して同社を設立した。