マンダム・ユニリーバ、主力商品刷新 資生堂の快走に待った

化粧品やヘアケア商品市場で大量の宣伝広告を展開する「メガブランド戦略」で好調の波に乗る資生堂に“待った”をかけようと、ライバルのマンダムとユニリーバ・ジャパンは29日、主力商品の大幅リニューアルを相次いで発表した。
 マンダムは男性用化粧品「ギャツビー」を刷新し、第1弾商品の男性用ヘアワックス「ムービングラバー」シリーズ(80グラム840円)を8月23日に発売する。機能だけでなく、デザイン性も重視する若者の心をくすぐるパッケージやロゴとし、ヘアワックスだけで来年3月までに41億円の売り上げを目指す。
 ギャツビーは1978年の発売以来、若い男性に親しまれ「販売数で世界一の男性用化粧品」(西村元延マンダム社長)。消費者の流行に合わせ、これまでも刷新を繰り返してきた。今回は第7世代で、現代の若者が重要視する“楽しむこと”をコンセプトとした。
 これを機に宣伝方法も刷新。ウェブや携帯電話の活用度合いを高めるほか、学生を対象にCM映像作品コンテストも行う。
 男性用化粧品で資生堂は昨年8月、「ウーノ」を大幅リニューアル。同ブランドで年間150億円の売り上げを目標に掲げた。お笑いタレントを使ったテレビCMも受け、計画を1割上回る販売実績を上げている。マンダムは「張り合うというより、(競争で)市場を拡大する」としている。
 一方、ユニリーバは7月3日発売のヘアケア商品「ラックス スーパーダメージリペア」で、ラックスシリーズで初めて、CMキャラクターに日本人を起用する。これまではハリウッド女優を使い続けてきたが、ラックスのイメージであるゴージャスさと美しさを兼ね備え、世界で活躍する日本人モデル、冨永愛さん(24)に決めた。
 ヘアケア市場は「黒髪」がキーワード。資生堂は今年3月に「TSUBAKI(ツバキ)」を発売。“日本人の髪”に注目した製品であることをうたい、CMに日本の人気女優やモデルを複数人起用したことが奏功し、シェア4位から今や1位に躍り出た。
 トップに君臨していたユニリーバは2位に転落。戦略を転換し、黒くつややかなロングヘアの冨永さんを使った宣伝広告を過去最大の規模で展開、トップへ返り咲きを目指す。

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