中国人民銀行(中央銀行)は31日、2006年第1・四半期の金融政策に関する報告書を公表し、基本的に人民元の安定を維持しつつ柔軟性を拡大するため、為替改革を推し進める方針をあらためて表明した。
また、国際収支を均衡させるために革新的な措置をとる考えを示すとともに、人民元の交換性拡大に向けて改革を進める方針を示した。
さらに、為替レートを決定する上で市場の需給要因に基本点な役割を委ねる姿勢を示し、そのために中国国内で活動する企業にとって外貨の利用を容易にするほか、市場需要を満たすため通貨デリバティブの一段の導入を図るとした。
同中銀は、市場要因がより大きな役割を果たすようになれば、外為市場での介入を段階的に減らすと述べたが、それ以上の詳細には言及しなかった。
一方で、国内に大量の資金が流入し、銀行システムの流動性が過剰になったため、公開市場操作のペースを速める方針を示した。
国内経済については、急激な固定資産投資の増加を警告。それがデフレ圧力の主因となっていると指摘したが、全般的な物価下落の可能性は弱まったとの認識を示した。
一方で、政策当局はインフレリスクを警戒する必要があると指摘した。