変額年金 契約高10兆円超 生保20社3月末 銀行窓販伸びる

変額年金保険を手掛ける生命保険20社の3月末の保有契約高が、前年同月末比81・3%増の10兆6237億円に達したことが31日、明らかになった。
 株高の追い風を受けて中高年富裕層を中心に人気が高まり、銀行窓口販売が大きく伸びた。2002年10月の銀行窓販解禁後、3年半で18倍に急拡大した。
 変額年金保険は、契約時に一括して払い込んだ保険料を株式や債券などに投じ、運用実績に応じて将来の年金受取額が変わる商品。株安などで運用が悪化するリスクはあるが、元本保証の商品も多い。
 生保は今後も伸びが期待できる有力商品と位置付けているうえ、窓販で手数料収入を得る銀行も力を入れている。
 生保会社別では、最大手のハートフォード生命保険が59・9%増の2兆6780億円と、1年で1兆円以上増やし、2位以下との差を拡大。株価上昇による運用好調で、資産残高ベースでは3兆1516億円に達し、「10年度までに3兆~5兆円」との目標を5年前倒しで達成した。
 東京海上日動フィナンシャル生命保険は、三菱東京UFJ銀行や、みずほ銀行などでの窓販が貢献し、1年間で契約高が3・9倍に急拡大。住友生命保険やマニュライフ生命保険、アイエヌジー生命保険もそろって2倍以上増えた。
 各社は「人口高齢化や(団塊世代が大量に退職する)2007年問題をみると、年金マーケットは飛躍的に拡大する」(住友生命)と予想。「10年度までに30兆~50兆円に達する」(ハートフォード生命)と鼻息を荒くしている。
                  ◇
【用語解説】変額年金保険
 年金型保険の一種。契約時に保険料を一括して支払い、それを保険会社の特別勘定(ファンド)で運用。その実績によって受取額が変動する。投資型年金ともいわれる。これに対して、定額年金保険は保険料を一括して支払い、それを保険会社が運用する点は同じだが、契約時に年金受取額が決められている。

丸紅商務諮詢が営業を開始

株式投資ニュース

キミカが青島明月海藻集団に資本参加

Track Back URL: