三菱商事は1日、ジャパンエナジー(東京都港区)の石油化学子会社に出資すると発表した。パラキシレンとベンゼンの取引拡大が狙い。同子会社が段階的に実施する増資を引き受け、今年9月末までに10%、20億円を出資する。
増資するのは、Jエナジーグループの全額出資子会社である鹿島アロマティックス。現在の資本金は1000万円だが、6月20日払い込みで100億円を増資。Jエナジーが80%、三菱化学と三菱商事がそれぞれ10%ずつ引き受ける。9月末までに同じ比率で200億円に資本金を積み増す。
Jエナジーと三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱化学は昨年11月、共同投資で石油化学製品の生産設備を新設することで合意しており、三菱商事の出資に伴い、3社共同による事業体制を確立する。
合弁会社の操業を全面受託する鹿島石油の鹿島製油所内に建設するパラキシレンの製造装置などは、2008年1月に稼動を開始する。主にパラキシレンを年間42万トン、ベンゼンを同19万トン、軽質ナフサを同85万キロリットル、それぞれ生産。稼動開始後、年間1200億円の売上高を見込む。生産設備への総投資額は約700億円。