岩谷産業は、環境に配慮した純水素型燃料電池を搭載した移動電源車の開発に着手した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が燃料電池の新利用形態の拡大を目指す新プロジェクトの助成事業として、3年後をめどに開発する。
純水素型燃料電池は起動時間が短く、排出ガスもないなど、クリーンで環境に優しい。そのうえ、騒音や振動も少なく、単独運転が可能な分散型電源の切り札と期待されている。
また、この電池を搭載する移動式電源車は、災害時の非常用電源や工事用、さらにはイベントの際に用いる電源など幅広い用途を見込んでいる。
今回の研究では、国内で初めてとなる10キロワット型の純水素型燃料電池、FRP(繊維強化プラスチック)製容器など小型・軽量水素供給システムをまず開発し、安全性や実用化に向けた課題の検証を行う。そのうえで、さまざまな分野で利用できる電源車としてシステム化を目指す。