大洋薬、薬剤入り使い捨て注射器のガス滅菌技術を開発

大洋薬品工業(名古屋市中区、新谷重樹社長)は、薬剤入りの使い捨て注射器(プレフィルドシリンジ=PFS)を小袋(ピロー)包装のままライン中でガス滅菌する技術を開発し、自社の製剤ラインに導入した。

 需要が高まるPFSの包装・滅菌コストを大幅に下げ、PFSの受託生産拡大に生かす。

 あらかじめ薬剤を入れ、その内容を注射器に明示してあるPFSは投薬ミスを避けるために採用が増えている。

 手術用などに使われるPFSは無菌状態であることが求められ、製造段階で個別包装して滅菌している。

 現状では樹脂容器にPFSを入れてガス滅菌するか、小袋包装した後に熱で滅菌する。樹脂容器はコストがかかる一方、熱滅菌できる薬剤は限られるなど、それぞれに難点があった。

 大洋薬品工業は滅菌ガスは通すが細菌は通さない特殊フィルムを小袋の素材の一部に採用した。

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