テクノス(東京都港区、山田吉郎社長)は6日、自動車ボディー表面の凹凸欠陥と色彩欠陥を一度に検査できる「ワン・パス・センシング」システムを開発したと発表した。これまで人間の目視に頼っていた曲面の表面検査工程を1台のカメラで自動化できる。特殊な高精度カメラとコントローラー、照明ユニットなどでシステムを構成し、価格は3000万円台から1億円。自動車のほか電気、鉄鋼業界などに広く売り込む。
新システムは角度の異なる照明を1秒間に2000回切り替えて照射する。低角度の照明で凹凸を検査し、色むらは高角度の照明で浮かび上がらせる仕組み。基本技術となる同社の特殊カメラは人間の目の構造を応用し、3・6メートル離れた場所から2・4メートル幅の検査対象物に付いた20マイクロメートルの傷を判定できる。