帝人化成、BD保護層用PCフィルムの新工法を実用化

帝人化成(東京都千代田区、佐野喜八郎社長)は、「ブルーレイ・ディスク(BD)」の保護層用ポリカーボネート(PC)フィルムを従来の3分の1のコストで製膜する新工法を実用化した。既に松山工場(松山市)に専用設備が完成し、これまでの流涎法と同等な光学安定性が得られることを確認した。保護層の形成法にはスピンコートとフィルムの二つがあるが、フィルムの場合、流涎法では生産効率などの面で課題があった。新工法がBDメーカーに採用されれば秋にも商業生産に入る予定。

 BDは厚さ1・1ミリメートルのPCシート基板の上に記録層を形成した後、厚さ75マイクロメートルほどのPC樹脂の保護層で覆い、さらに表面を紫外線(UV)硬化させて製造する。

 同社はこれまで、溶剤で溶かしたPC樹脂を屈折率などを制御しながら加熱乾燥させてフィルムをつくる流涎法でサンプル出荷してきた。

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