シャルレ 太っ腹アピール!? 優秀販売員8000人に香港旅行

女性下着販売のシャルレ(神戸市須磨区)は7日、同社の個人代理店で優秀な成績を挙げている8000人を来年2月に香港旅行へ招待することを明らかにした。JTBによると「一気に8000人を招待する企業の報奨旅行は聞いたことがない。世界的にみても最大規模になるだろう」(西日本広報室)と話している。
 8000人という大規模旅行を企画したことについて、三屋裕子社長は「今回はインセンティブ(報奨)というよりも、ビジネスメンバーにシャルレのスケールを知ってもらうことが狙い」と説明した。詳細な旅行スケジュールは、今後詰める。旅行費用については明らかにしていない。
 ≪2年ぶり復活≫
 シャルレは1988年から毎年、個人代理店を豪州やハワイなどに年間2000~5000人規模で報奨旅行を実施してきた。しかし、2005年3月期決算から赤字に転落したため、同年の豪州ゴールドコースト旅行を最後に、報奨旅行を見合わせてきた。
 07年3月期も今月28日に退任する林宏子会長に約9億円の退職慰労金を支給するため、4億4000万円の最終赤字になる見込み。しかし、販売代理店の士気を高めるため、2年ぶりに報奨旅行を再開することを決めた。
 受け入れ側の香港にとっても渡航、滞在費など企業持ちの報奨旅行は、経済波及効果が大きく、ホテルやみやげ店などは特需に期待が膨らむ。
 ≪観光局も歓迎≫
 香港政府観光局のメイベル・ハン・ビジネス・デベロップメント部門シニアマネジャーは「報奨旅行の場合、招待された人は旅費がかからない分、ショッピングなどに使うお金は個人旅行の1・3~1・5倍」とそろばんを弾く。
 05年に香港を訪れた日本人観光客は前年比7・5%増の約121万人。このうち、社員旅行や報奨旅行、会議など法人利用は約1000社、8万5000人だった。昨年9月に香港ディズニーランドが開園したほか、12月に1万3500人収容のホールを併設する展示場「アジアワールド・エキスポ」をオープンしており、企業を迎え入れる香港の施設が充実。香港政府観光局などが積極的に報奨旅行を誘致している。
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【会社概要】シャルレ
 1975年に初代社長の林雅晴氏と妻で現会長の宏子氏が創業。販売代理店の資格を持つ個人が近隣の女性を集め、「ホームパーティー」と呼ぶ試着会を開いて下着を売る独自のビジネスモデルで業績を伸ばした。
 04年には元バレーボール五輪代表の三屋裕子さんが社長に就任。05年3月末の個人代理店は約19万人。06年3月期の連結売上高は611億円。6月1日には持ち株会社テン・アローズを発足、傘下にシャルレやギフト販売会社エニシルなどを抱える。

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