住友電工、海洋機構から低価格の大気風速レーダーを2セット受注
住友電気工業は世界で初めてアンテナ部に電波レンズ「ルネベルグレンズ」を採用した低価格の大気風速レーダー「ウインドプロファイラーレーダー」(WPR)を開発し、海洋研究開発機構から初受注した。受注したのは2セットで約6000万円。従来機の性能を維持しつつ、製品価格を従来品と比べて約60%に抑えた。海外の競合他社との受注競争でネックだった価格競争力を高めたことで、受注拡大を狙う。07年度は5、6セット、将来的には年間10セットの受注を目指す。
WPRは気象変化をもたらす風向や風速などの大気運動を電波を用いて観測するレーダー。住友電工は電子制御で電波を放射する製品を展開し、科学技術振興機構などに納入した実績をもつ。製品認知が進みつつあり、世界の観測市場で受注を拡大するには、低価格化が必要と判断。内製化に成功しているルネベルグレンズを採用した。