三菱重工業は06年度中に、業務用小型パッケージエアコンの生産を国内からタイの合弁工場に移管する。中型も早期に中国の合弁工場に移管すると見られる。国内での冷凍空調機器の生産は業務用大型や工場向けのターボ冷凍機など、高度な生産技術が要求される機種に絞り込む。製品開発など技術の中核部分は国内に残す。新たに策定した業務用空調事業の中長期戦略として推進する。
今回、三菱重工業の業務用エアコンの生産拠点再編の方針が固まったことで、日立空調システム(現日立アプライアンス)との業務用空調事業統合計画が05年8月に頓挫(とんざ)した後の中長期戦略が明確になった。
三菱重は現在、国内の冷熱事業本部本工場(愛知県清須市)で業務用パッケージエアコンを生産している。このうち、6馬力以下の小型業務用エアコンの生産を、タイの合弁会社で家庭用ルームエアコンの生産拠点であるマコ(バンコク)に移管する。