米国から風力発電443基受注 三菱重工 過去最大規模の300億円
三菱重工業は8日、出力1000キロワット級の大型風力発電設備443基、総発電出力44万3000キロワットを、豪州の大手発電開発業者、バブコック・アンド・ブラウン(B&B、シドニー)の米国現地法人から一括受注したと発表した。「過去に例がない大量受注」(広報・IR部)で、受注額は約300億円に上るもようだ。
B&Bが今年から来年にかけ米国のテキサス州やコロラド州などで進める4件の風力発電プロジェクトに採用される。風力発電設備は三菱重工長崎造船所(長崎市)が製造し、フロリダ州の同社米国現地法人が試運転、メンテナンスなどを担当する。
受注した機種はいずれも「MWT-1000A型風車」。このクラスで世界最高レベルの発電効率を達成したベストセラー機で、ブレードの構造や形状に工夫を施すことにより、低風速でも高効率な発電を実現した。年平均風速が毎秒6メートルの場所で、従来機に比べ発電効率を約20%向上させた。
B&Bは主として電力事業への開発投資や事業運営を手掛け、風力発電も世界規模で展開している。
三菱重工は、風力発電設備を自主開発、製作しており、大型風力発電設備で国内トップ。
今回の受注で、風力発電設備の累計受注台数は2626基、総発電出力は184万3170キロワットとなる。