DJ-米アポロ、ストックオプション付与日を不正操作=アナリスト

リーマン・ブラザーズは、大学・学校を運営する米アポロ・グループ(Nasdaq:APOL)が、経営幹部向けのストックオプション付与日を不正操作した証拠がみつかったと発表した。これを受けてアポロの株価は下がった。

リーマンのアナリスト、ガリー・リスビー氏は、米証券取引委員会(SEC)に登録されている資料だけから、ある会社がストックオプション付与日の不正操作をしたかどうかを断定することは不可能だとしながらも、アポロの過去の付与の実態を見ると「極めて疑わしい」と述べた。

同アナリストの調査リポートによると、1999年度から2004年度の6会計年度で、アポロの経営幹部は4度ストックオプションを付与されているが、各年度の最安値から1%と離れていない株価で付与されているという。

付与日が偶然による幸運というのなら、そういう可能性は極めて小さい、と同アナリストは述べた。

ストックオプションは、付与された従業員が決められた価格、行使価格で将来購入できる権利を与えるものだ。行使価格は普通、どんな株価であれ取締役会が付与を決定した日の公正な市場価格で決められる。

もしある会社が、付与された人物がより大きな報酬が受け取れるように、株価が安い日を選んでストックオプション付与日を意図的に変更した場合は、付与日の不正操作となる。会計基準や米証券取引委員会(SEC)の開示基準に対する違反だ。さらに、どのように実施されたかによっては詐欺罪になるおそれもあり、株主から提訴されたり、納税面での問題が起きたりする可能性もある。

3月18日付けウォール・ストリート・ジャーナル紙は、6社のストックオプション付与の実態を検討した。それぞれの企業の経営首脳に対してかなり有利なストックオプション付与が数多く行われている実態を報じた。同記事は、このようなストックオプション付与が偶然発生する可能性は極めて小さいと結論づけた。

8日終値53.88ドル、前日比1.59ドル(2.87%)安、出来高4,283,355株。