DJ-ウェンディーズ、調理油切り替えでトランス脂肪含有量を大幅カット
米ハンバーガーチェーン大手ウェンディーズ・インターナショナル(NYSE:WEN)は8日、フライドポテトやチキンに使用する揚げ油を、心臓病の原因となる「トランス脂肪」の生成を最小限に抑える植物油に切り替えると発表した。ヘルシーメニューの拡充に向けた取り組みの一環という。
ウェンディーズは、北米地域で展開する全6300店で、コーン油と大豆油をブレンドした新しい植物油を8月から採用する。これにより、ウェンディーズで提供される揚げ物メニューのトランス脂肪含有量は95-100%カットされることになる。
研究開発(R&D)担当上級副社長のロリ・エストラーダ氏は「(今の)トレンドはややヘルシー志向よりだ」とコメント。「当社製品を調査し、栄養的に改善したかった」と述べた。
トランス脂肪は悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させる。トランス脂肪を1日5グラム摂取すると、心臓病になるリスクが25%上昇するという研究結果も出ている。
新しい植物油への切り替えで、サンドイッチ、ナゲット、ストリップなどチキンメニューのトランス脂肪含有量は全てゼロになる。フライドポテトの場合、ラージサイズで従来の7グラムから0.5グラムにカットされ、キッズサイズではゼロになる。
トランス脂肪は、フライドポテトの供給業者が下処理を行う際にも生成する。そのため、ウェンディーズはフライドポテトのトランス脂肪含有量をさらにカットするための取り組みを供給業者との間で現在も進めている。
エストラーダ氏によると、新たに採用する植物油で揚げたフライドポテトやチキンは従来のものと同じ味で、コスト面でも変化はない。ただ、取り扱い方の研修を従業員に対して行う必要があるほか、賞味期限も従来のものより短いという。
ウェンディーズは新植物油の開発に2年の歳月を費やした後、フロリダ、ノースカロライナ、ウェストバージニア、カナダのオンタリオなどに広がる370の店舗で1年間の試験使用を実施した。