北京市と上海市を結ぶ京滬鉄道の電化工事が最終段階を迎えている。2005年8月に着工、急ピッチで工事が進められていたが、7月1日には全線にわたって電気機関車による運行が開始される見込みだ。
中国新聞社によると、京滬鉄道は北京市、天津市、河北省、山東省、江蘇省、安徽省、上海市を通過。全長は1453・82キロで、中国最長の電化路線となる。
また電化に伴い、一部区間で列車の最高速度が時速200キロになるため、現在は最速の列車でも約12時間はかかる北京-上海間が10時間以内になる見通しだ。
京滬鉄道は北京市を中心とする首都圏と、上海を中心とする長江デルタを結ぶ中国の鉄道輸送の大動脈。1日に約240本の列車が往復しているが、輸送能力の限界が指摘されてきた。このため、新路線として時速350キロを目指す高速鉄道線の建設が決定しているが、営業開始は10年になる見通しだ。
「在来線」の京滬鉄道の電化でスピードアップを実現することは、輸送力を増強するだけでなく、航空機や高速道路に対する競争力を高める効果もあるといえそうだ。