日本経団連の御手洗冨士夫会長は12日の会見で、証券取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕された「村上ファンド」の村上世彰元代表について、「容疑が事実であれば、大変悪質だ」と厳しく批判した。
御手洗会長は村上ファンドの投資手法に関し、「短期で株主価値を高めて株を売り抜く結果、高く自社株を買い取った企業の価値は下がる。企業の姿勢を正す『モノ言う株主』とは裏腹(の行為)だ」と批判した。そのうえで、「(今回の事件が)健全なファンドへの悪い印象につながらなければよいと思う」と語った。
一方、東京証券市場などで株価が下落していることについて、「利益確定の調整相場に入ったことが大きな理由。企業業績の先行きは悪くはなく、不景気の前触れとは考えていない」との認識を示した。