丸紅は13日、中国の硝酸メーカー2社との契約で、2社の硝酸プラントから排出される亜酸化窒素(N2O)を分解する事業を実施することで、年間100万トンの温暖化ガスの排出権を取得すると発表した。丸紅は、温暖化ガス排出権ビジネスで、日本全体の削減目標である年間1.7億トンの10%の獲得を目指しているが、調達量は700万トン程度に達する見込み。
丸紅によると、硝酸プラントから排出されるN2Oの分解による排出権ビジネスは初めての例。N2Oの温暖化係数は二酸化炭素の310倍と高く、これを分解することで大規模な排出権が獲得できる。
中国の硝酸メーカー2社は、准化集団公司(安徽省准南市)と青島恒源化工有限公司(山東省青島市)。丸紅はこれまで、中国の代替フロンメーカーのフロン分解事業でも年間560万トンの排出権を取得する契約を交わしているほか、韓国の風力発電での分解事業を通じ年間40万トン程度を獲得する契約も交わしている。
獲得した排出権は、主に国内で温暖化ガスを排出する企業に販売する。