ドイツ医薬品・化学大手バイエルは14日、同業シエーリングに対する買収提示額を事実上引き上げた。ライバルのメルクによるシエーリング株買い増しの動きに対抗するため。
バイエルは依然としてシエーリングの過半数株式の取得を目指しており、現在の買収提案が受け入れられなければ「マンダトリー・オファー」を提示する用意があるとしている。
バイエルは声明で「バイエルは現時点で1株当たり最大88ユーロで取得したシエーリング株30%以上を保有しているため、全ての株主に新たな買付条件を提示する義務がある」とした。
バイエルのこれまでの提示額は1株86ユーロだったが、同社はこの日、この条件ではメルクが保有株を手放さないとの見方から、強制的な買い付けを準備すると明らかにした。