第一化薬・東芝など3社 診断用DNAチップ開発へ 2年以内に事業化

第一化学薬品、東芝、東芝ホクト電子の3社は11日、DNA(デオキシリボ核酸)チップを用いた診断薬、診断機器の共同開発、事業化を行うことで合意し、契約書を結んだと発表した。
 現在、DNAチップ診断薬は研究用があるが、今回のプロジェクトでは病院で診断に用いる医療用の開発、事業化を計画。実現すれば世界初となる。
 また、東芝の独自検出手法「電流検出方式」を用いることで、すばやい検出、機器自体を小型化、低コストにすることが見込め、各地の病院の現場で、簡単に診断できるようになるという。
 第1弾として、女性の子宮頸(しきゅうけい)がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)の型を判別する診断薬、診断機器を手がける。
 第一化学薬品が診断薬などを、東芝グループが診断機器などを担当する。2年以内の事業化を目指す。
 ビジネスが本格化した段階で、診断薬、診断機器など合わせて、関連事業の国内売上高は年間で数十億円から100億円規模とみられる。
 今回のプロジェクトでは、東芝の電流検出型DNAチップ、第一化学薬品が持つ体外診断薬のノウハウを組み合わせて、差別化技術を開発する計画だ。
 DNAチップは、ガラスなどの基板上に、複数種のDNAを固定したもので、調べる対象となる試料中のDNAと結合するか否かをみることで、試料中に目的のDNAが存在するかを調べていく。
 従来の手法では、結合状態を、レーザーを照射して蛍光を発しているかを測定する蛍光検出方式を採用していた。この方式では、装置が大型化し、高コストとなっていた。

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