三菱化学 充電池容量25%増 リチウム向け新素材開発

三菱化学は4日、携帯電話やノートパソコンなどに利用されている充電池の容量を理論上25%以上大きくできる充電池用負極材「ICGシリーズ」を開発、製造・販売を開始したと発表した。
 携帯電話などで一般的になっているリチウムイオン2次電池向けの材料で、従来と同じ体積の充電池に比べ、フル充電後の使用時間は25%以上伸びるという。
 すでに2006年3月から国内2次電池メーカー1社に供給を開始した。
 06年度中に、さらに2、3社からの受注獲得を目指す。
 同社は、充電池の負極材国内市場で1割強のシェアを持つ。今回の新型負極材の市場投入で、シェアを早急に倍増させる計画だ。
 負極材の主体となる粒子状の黒鉛を極板に高密度に付着させれば、理論的には充電池の容量を大きくできる。しかし、電極の中を流れるリチウムイオンを通すためのすき間も必要で、必要最小限のすき間を確保しながら、黒鉛粒子を高密度に付着させることが課題だった。

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