NECがビジネス向けデスクトップ シックハウス防止

国内と欧州 新環境規格に対応
 NECは、環境負荷低減に配慮するとともに、シックハウス症候群防止にも対応したビジネス向けデスクトップパソコン「Mate(メイト)シリーズ」2機種を発売、27日から出荷を開始する。環境面では、7月に施行された国内環境規格「J-Moss」と欧州環境規格「RoHS指令」に対応した。
 新商品は、日欧の環境規格で定められている特定有害物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB=ポリ臭化ビフェニル類、PBDE=ポリ臭化ジフェニルエーテル)を基準値以上には含んでおらず、パソコンの廃棄時やリサイクル処理時の環境負荷低減に貢献する。
 また、シックハウス症候群の原因とされるVOC(揮発性有機化合物)に関しては、学校環境衛生の基準で定められた6物質(トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレン、ホルムアルデヒド)にアセトアルデヒドを加えた計7物質を対象とする電子情報技術産業協会(JEITA)策定のVOCガイドラインに対応。学校や病院などの医療機関でも安心して使用できるようにした。
 さらに、ビジネス向けパソコンで特に重視される強固なセキュリティーを実現するため、指紋認証センサーを搭載したキーボードやデータ漏洩(ろうえい)防止ソフト、ハードディスクデータ消去ツールなどの各種セキュリティー機能を備えた。

 新商品のCPU(中央演算処理装置)には、従来機種より高性能の「ペンティアム4 531(3GHz)」を採用しながら価格を従来機種と同水準に設定した。
 価格は9万7000円と12万9000円。
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【用語解説】J-Moss 
 電気・電子機器の特定化学物質の含有表示方法を規定した日本工業規格。JIS C0950「電気・電子機器の特定の化学物質の含有表示」で、「the marking for presence of the specific chemical substances for electrical and electronic equipment」の略。
 資源有効利用促進法に基づく制度の改正により、2006年7月1日から特定の化学物質の含有に関する情報の提供を義務化。鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDEの6物質を基準値以上に含有している場合は、「含有マーク」の表示とWebサイトで含有状況の情報を開示しなければならない。非含有の製品には、任意でグリーンマークを付与できる。
 含有マーク表示が義務付けられたのは(1)パーソナルコンピューター(2)ユニット形エアコン(3)テレビ(4)冷蔵庫(5)洗濯機(6)電子レンジ(7)衣類乾燥機。
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【用語解説】RoHS指令
 EU(欧州連合)が2006年7月1日に施行した有害物質規制。「Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment」の略で、電気電子機器への特定有害物質の含有を禁止するもの。特定有害物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDEの6物質)の使用制限に関する欧州議会および理事会指令。