シャープとウィルコム(東京都港区)は4日、新型のPHS端末を発表した。06年度に同社端末の年間販売台数の約2割にあたる25万台を販売する計画。7月27日から発売する。予約は14日から受け付ける。
シャープ製のPHS端末「W―ZERO3[es(エス)]」を、ウィルコムが販売する。昨年10月の発売以来、半年で約15万台を販売して好調なW―ZERO3シリーズの3機種目。ウィルコムの八剱洋一郎社長は「06年度にシリーズ全体で50万台の販売を見込んでいる。新型機はこのうち半分程度を占めるだろう」と語った。八剱社長によれば、同社は月平均10万台のPHS端末を販売している。このため、同シリーズだけで全販売台数の4割近くを稼ぎ出す計算になる。
パソコンとの親和性を高めるため、新型機ではUSB端子を装備した。このため、プリンターやデジカメ、ワンセグ受信機など周辺機器が接続可能になり「携帯電話の手軽さに、一つ上の便利さが加わった」とシャープの松本雅史副社長は述べた。
携帯電話の下部をスライドさせるとパソコンと同じ配列のキーボードが現れるのが、同シリーズの外見的な特徴。機能的には、マイクロソフトのOS(基本ソフト)ウィンドウズを搭載し、パソコンに近い処理能力を持つのが同シリーズの強み。マニアを中心に受け入れられ、昨年10月の発売直後は品切れ状態になった。今回は、初期在庫を約3倍に増やして発売に備えるという。