ゴーン日産自社長、GM株の最大20%取得に関心

仏ルノー最高経営責任者(CEO)を務めるカルロス・ゴーン日産自動車社長は、約10日前に著名投資家カーク・カーコリアン氏と夕食を共にした際、米ゼネラル・モーターズ(GM)の株式を最大で20%取得することに関心を示した。関係筋が30日に明らかにした。
 米テネシー州ナシュビルにある日産自動車の新米国本社で夕食会が催され、ゴーン社長は日産自動車とルノーがそれぞれ最大で10%ずつGM株を取得することに関心を示したという。
 GMの主要株主で、著名投資家のカーコリアン氏率いる投資会社トラシンダは30日、GMに対して日産自動車とルノーとの提携を促していることを明らかにした。トラシンダは、GMのワゴナーCEOへの書簡で、日産とルノーによるGMへの出資を通じた提携の可能性を「早期に、そして十分に追求する」ようGMに要求。「GMにとってルノーと日産との世界的な提携・協力に加わることは、大幅な相乗効果と費用節減をもたらす点でGMの大きな恩恵につながり、株主利益増強を実現すると考える」とした。
 GMは30日に声明を発表し、トラシンダから日産自動車およびルノーとの提携を促されたことに関して、日産、ルノーのどちらからもこれまでのところ提携の提示あるいは提案を受けていないとしたうえで、取締役会でトラシンダからの要請を検討する方針を示した。
 事情に詳しい関係者によると、GMは30日に緊急の取締役会を開催し、トラシンダが要請した日産自動車・ルノーとの3社提携の可能性について討議したという。
 ルノーは30日、日産自動車との提携について、「適切なパートナー」との提携を通じて一段と拡大する可能性が開かれているとした。同社は声明で、ゴーンCEOがカーコリアン氏や投資会社トラシンダから「ルノーと日産自動車の提携にGMが参加するメリットを評価するよう」打診されたことを明らかにした。そのうえで、ルノーと日産の取締役会が合意した後にこの案件の精査を始めるにあたり、GM取締役会および経営陣の完全な支持が必要との認識を示した。

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