ジグソーパズルやカードゲームなどを販売する、やのまん(東京都台東区)は、出版事業に本格的に参入する。
第1弾として「ゲゲゲの鬼太郎」などの原作者として知られる水木しげるさんの著作「妖怪道五十三次 新装改訂版」(B5判、128ページ、1890円)を発売。今後年間10タイトル以上の単行本を刊行する計画だ。
同社は、これまでゲームなどで培ってきたコンテンツを活用し、こうしたコンテンツの作家とのつながりを生かし売れ筋の書籍を出版していく。また、新規の書店ルート開拓により、書籍とジグソーパズルなどの販売の相乗効果もねらう考えだ。
第1弾となる「妖怪道五十三次 新装改訂版」は、水木さんの同名の木版画シリーズの関連書籍。安藤広重の浮世絵、東海道五十三次をモチーフに起点の江戸・日本橋から終点の京都・三条大橋までの55シーンを、鬼太郎を中心に、延べ300のおなじみの妖怪たちが随所に登場する作品集。
同社は、水木さんの原画をもとに足立版画研究所の協力で、木版画(額装タイプ18万9000円)を制作するとともに、高級美術印刷による複製画55作品(各3990円)、より低価格のポストカード55作品(各263円)を商品化してきた。
2年前から全国の百貨店、大型書店などで「木版画」「複製画」「ポストカード」を中心に水木グッズ、妖怪グッズなども加えた展示即売会「妖怪道五十三次展」も開催し、「妖怪道五十三次図録」(A4判変形、66ページ、1890円)を販売してきた。旧版の「図録」は書店には配本しなかったものの2万部を実売したという。
今回は、内容を大幅に増やし装丁を一新して、書店での販売を目指すことにした。