住友電工、ビスマス系超電導線の用途開発を加速-専門チーム立ち上げ
住友電気工業はビスマス系超電導線の用途開発に力を入れる。超電導開発室内に、これまでの材料、ケーブルの2グループに加えて応用グループを立ち上げた。9月をめどにビスマス系超電導線を使った磁石の開発を進めており、06年度中の製品化を目指す。超電導線では電力ケーブル、船舶用モーターの開発を進めている。超電導線材自体の一層の性能アップと同時に用途開発を進めることで、ビスマス系超電導線を収益事業として軌道に乗せたい考えだ。
住友電気工業はビスマス系超電導線を使った磁石を開発中で、コート紙の製造工程でコート部分に含まれる鉄分を除去する磁気分離などの産業用途の活用を想定している。20センチメートル程度の範囲で10テスラの強い磁場を作り出す磁石の製品化を目指す。
従来のニオブ・チタンを使った超電導磁石は液体ヘリウムを使い、マイナス269度Cの低温が必要だった。