アイシン化工(愛知県豊田市、柴田康秀社長)は、07年5月に米国インディアナ州で同社初の塗布型制振材の海外生産を始める。車体の床面に塗って車内の振動を抑える特殊水性塗料で、月産量は300トン。これまでは米国現地メーカーに月間600トンを生産委託していたが、北米での受注拡大に合わせ現地生産に踏み切る。委託分と合わせ、北米での供給量を現状の1・5倍の同900トンに引き上げる。
塗布型制振材は塗るだけで制振効果が得られる塗料で、アイシン化工が02年に開発した。アスファルトシートを床面に貼り付ける主流の工法に比べ施工しやすく、約30%軽量化できるのが特徴。そのため、02年にトヨタ自動車がハイブリッド車「プリウス」に採用、以来、受注を急速に伸ばしてきた。