セーレンは6日、絹たんぱく質「セリシン」(一般名)のメディカル分野への応用を拡大すると発表した。高い酵素安定化作用を利用して診断薬用酵素安定化剤としての本格販売を進めるとともに、医薬部外品のスキンケア商品を発売する。メディカル事業の売上高は05年度に約31億円。人工血管やパップ剤基材といった戦略製品の拡大と合わせ、「将来は100億円規模にしたい」(川田達男社長)としている。
診断薬用酵素安定化剤は既存のウシ由来安定化剤(ウシ血清アルブミン=BSA)からの代替需要を取り込む。今月末に米国シカゴで開かれる米国臨床化学会議(AACC)にサンプル出展、同国での本格販売に弾みをつける。
BSAの市場規模は現在約20億円だが、セーレンは特許を共同出願している東洋紡とともに日本、米国、欧州の3極展開を急ぎ、まず4億円程度の売上高を確保する。