天皇・皇后両陛下が主に使用される、トヨタ自動車製の皇室専用大型リムジン「センチュリーロイヤル」が7日納入され、宮内庁が報道陣に公開した。同皇室専用車は、来月15日の全国戦没者追悼式での移動に初めて使われる予定。
現在、皇室用には日産自動車の「ニッサンプリンスロイヤル」が用いられているが、最初の納入から約40年が経過し、老朽化が進んでいた。また日産が新型車の製作を断念したことから、トヨタが皇室専用車を製作、納入した。
センチュリーは8人乗りで、排気量は約5000cc。車体の全長は約6メートル、幅約2メートルでプリンスとほぼ同じ。室内空間を従来より少し広げ、ステップ部分に御影石、天井の一部に和紙などの天然素材を使った。価格は5250万円。
トヨタが今回納入したセンチュリーの通常版の価格は1113万円だが、御料車用に安全性や環境性を高いレベルで引き上げたため、英国の皇族が使用する英ロールス・ロイスに匹敵する5000万円を超える価格となっている。