クレディセゾン、静岡銀と提携しカード会社 発行100万枚めざす
クレディセゾンは10日、静岡銀行と提携して9月にもクレジットカード会社を新設すると発表した。新会社は「静銀セゾンカード(仮称)」で、資本金は未定だが折半出資で設立する。
関係当局の許認可を得て2007年前半から業務を開始する計画。50万~100万枚の発行枚数(会員数)獲得を目指す。新たに設立する静銀セゾンカードは、百貨店、ホテル、レストラン、エンターティンメント施設などとの提携カードを主体に展開していく計画。個人向けのほかに地場の有力企業を対象としたコーポレートカードも展開する。事業開始後3年で単年度黒字化を狙う。5年で初期投資などの累損も解消できるとしている。
クレディセゾンの林野宏社長は、「今後はエリアに強く、イノベーティブな地銀とどんどん提携していき、地域密着型のクレジットカードを全国各地で展開していく」と話した。
林野社長は、「クレジットカード子会社を2~3社すでに持っている地銀は多いが、地銀カードはうまくいっていないところも多い」と指摘し、「セゾンカードが培った顧客密着型のエリアマーケティング力を生かせる」(林野社長)と地銀との提携を推進していくメリットを強調した。
一方、静岡県を地盤とする地銀の静岡銀行は、三菱東京UFJ銀行系のクレジットカード会社であるディーシーカードと静銀ディーシーカードを設立して、クレジットカード事業をすでに展開している。静岡銀行の中西勝則頭取は、「ディーシーカードとの提携は継続する」とし、「ディーシーカードとセゾンカードでは顧客層が異なるのですみ分けは可能。(百貨店やホテルなどとの)提携カードをセゾンの協力で拡大できる」(中西頭取)とみている。