東洋鋼鈑は保水・断熱性のある植毛鋼板「ファイバーコート」を空調ダクトに加工・施工する設備工事業者を組織化した。空調ダクトは同鋼板の最大用途。このほど空調設備工事大手を含む23社で「ファイバーコートダクト協力会」を発足し、北海道から九州までの施工体制を整えた。
同社は昨秋、住友商事の子会社であるファイバーコート(東京都中央区)から植毛鋼板事業を買収。06年度から鋼板営業本部鋼板営業部のファイバーコートグループで本格営業を始めている。
空調ダクトに使うと断熱工事を省略でき、工期短縮とスペースの有効活用が図れる。
「ゼネコン、設計事務所などに知名度は高いものの、施工体制の不備がネックだった」(田中厚夫社長)という。
東洋鋼鈑によると、国内の空調ダクト市場は鋼板重量ベースで3万4000トン程度。08年度に結露防止を狙って使われる金属屋根用途を含めて2500トンを販売し、売上高5億―6億円を目指す。