新日鉄エンジニアリングは10日、丸紅と共同で中国の鉄鋼大手である太原鋼鉄(山東省太原市)から容量90トンの普通鋼電気炉設備を受注したと発表した。電炉を得意とする現地製鉄プラントメーカーの中鋼設備(北京市)を連携して施工する。完成は来夏。受注額は数十億円とみられる。新日本製鉄エンジニアリング事業本部が7月に新日鉄エンジニアリングとして分社後、初の大型受注となる。
今回の受注は円借款を利用した太原市環境改善プロジェクトの一環。
太原鋼鉄の既存設備である小規模な旧式電気炉数基を万全の環境対策を施した90トン炉1基に置き換える。炉前の局所集じん設備による作業環境改善とともに、実績のある自然空冷縦型パイプ構造によりダイオキシン生成を抑えるガスクーラー技術などが評価されたという。
新日鉄エンジが中鋼設備と連携するのは初めて。今後、電気炉設備について中国からの部材調達も進め、価格競争力を高める。