大成建設は耐火ライニング(被覆)が不要な「道路トンネル用耐火セグメント」を開発、技術センター(横浜市戸塚区)で耐火試験を行い性能を確認した。トンネル構造体となるセグメント(部材)自体が耐火性能を持つ構造。火災時の爆裂に対してはポリプロピレン繊維を製造時に混入して爆裂を抑えた。道路トンネルや耐火性能を求められる構造物への防災技術として提案する。
同セグメントは実プラントの大型ミキサーを使ってポリプロピレン繊維が均質に混入できる練り混ぜ方法や、セグメント製作に必要な製造方法を確立した。
耐火試験は実セグメントの型枠を使って試験体を製作。試験体には加熱前に圧縮力をかけてトンネル使用時の荷重状態を再現。これを耐火炉に設置して加熱した。耐火性能に関する各種データを取得したほか、性能検証により目標性能を満足する耐火セグメントが実用化できることを確認した。