ネット専業証券のジョインベスト証券(東京都港区)は28日、8月7日から株式の売買手数料を3割引き下げると発表した。業界で最も低い手数料を武器に、顧客獲得を急ぐ狙いがある。
ジョインベストは今年5月、業界最低水準の手数料を銘打って営業を開始した。しかし、最大手のSBIイー・トレード証券がジョインベストに対抗するため手数料をジョインベストと同水準に下げ、顧客が一本調子にジョインベストに流れるのを阻止してきた。
このためジョインベストは、8月7日から9月29日を新たなキャンペーン期間とし、手数料をすでに現在実施しているキャンペーン価格からさらに3割下げる。株式の1注文ごとの手数料は、約定代金が50万円までの場合280円、100万円までは525円になる。
注文の回数に限らず、1日に取引した約定代金の合計でまとめて手数料が設定されるプランの場合、約定代金の合計が100万円の場合の手数料は560円となり、すべて現行水準より3割安くなる。
現時点でイー・トレードは、今回のジョインベストに対抗する新たな値下げ措置を発表していない。
ジョインベストは野村ホールディングスのネット専業証券子会社。5月の営業開始から6月末までに獲得した口座数は4万0156口座。ジョインベストは07年3月末までに50万口座を獲得する目標を置いている。
業界最大手のイー・トレードが同時期に獲得した口座数は約5万口座を超え、ジョインベストより多い。今年6月末時点のイー・トレードの総口座数は125万9163口座と、2位以下のマネックス証券や楽天証券を大きく引き離している。