日本SGI(東京都渋谷区)は10日、半導体エネルギー研究所(本社・神奈川県厚木市)に、OS(基本ソフト)としてリナックスを搭載したスーパーコンピューター「アルティックス3700 Bx2」を納入したと発表した。
256個のCPU(中央演算処理装置)で構成されたシステムで、日本SGIが民間企業に納入するスパコンとしては最大級だという。
半導体エネルギー研究所は、結晶系薄膜IC、液晶や有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレー、半導体薄膜トランジスタの研究開発をしてきた。世界規模で半導体やディスプレー需要が急激に増加するなかで、短期開発を実現するため、半導体の回路設計や材料設計などの科学計算やシミュレーション用コンピューターシステムとして導入を決めた。
日本SGIは、アルティックス3700 Bx2を日本原子力研究開発機構に納入した実績があり、このときのCPU数は2048個。05年6月の世界スパコンランキング「TOP500」で15位にランクインしている。
今回の規模は1けた小さいが、民間企業向けへの納入事例としては最大規模になるという。