三菱自動車工業は、岡崎工場(愛知県岡崎市)と子会社パジェロ製造(岐阜県坂祝町)の国内2工場を、昼間作業のみの1直体制に、夕方から夜の作業を加えた2直体制へ変更する方針を固めた。同社広報担当者が14日、ロイターに語った。下半期に新型車を3車種投入するのに合わせて、増産体制を整える。
同社は、9月に全面改良する軽自動車「eKワゴン」を水島工場(岡山県倉敷市)で生産する方針。しかし水島工場では、小型車「ランサー」の輸出向け生産や、昨年10月に投入したSUV(スポーツ多目的車)「アウトランダー」、今年1月投入の軽自動車「アイ」などを生産しており、フル稼働状態となっている。
このため、北米で11月から発売するアウトランダーの輸出分については、小型車「コルト」などを生産する岡崎工場で2直体制を整えて生産する。また、パジェロ製造では、RV車「パジェロ」の全面改良を10月に予定しているほか、来年初にワンボックス車「デリカ」の全面改良も予定している。このため、年末をメドに岡崎工場と同様、2直体制を整えて増産に対応する。
同社は、現在約700人いる岡崎工場の工場作業員について、水島工場に派遣していた工場作業員の召還などを含めて500―600人程度を上乗せして、1200―1300人に増員する方針を既に打ち出している。ただし、パジェロ製造の増員については、明らかにしていない。