【製紙再編】王子 株主名簿の閲覧請求 北越「競争関係」と拒否

北越製紙との経営統合を目指している王子製紙が、北越に対して株主名簿の閲覧を請求していたことが5日分かった。北越は「競争関係にある」として閲覧を拒否した。王子は2日に北越への敵対的株式公開買い付け(TOB)に踏み切っており、名簿から北越の株主を割り出し、個別にTOBへの賛同を働き掛ける狙いがあったとみられる。
 王子は31日に閲覧を求める文書を北越に郵送。これに対し、拒否する文書が4日に北越から届いた。王子は文書の前にも数回、口頭で閲覧を請求していたとみられる。
 株主名簿の閲覧請求は、会社法が株主に対して認めている。王子は北越の株式を3・45%保有する株主であることから、この規定に基づいて閲覧請求した。ただ、同法には「請求者が競争関係にある場合は拒絶できる」との規定があるため、北越は王子の要求を拒否した。
 王子のTOBは北越株の過半数取得を成立条件としており、日本製紙グループ本社がTOB阻止に乗り出したため、北越株主への説得工作が急務となっている。

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