民間金融機関は11日、偽造されにくく安全性が高いとされるICキャッシュカードの利便性を向上させるため、異なる銀行間では使えなかったICカードを2007年5月をめどに別の銀行のATM(現金自動預け払い機)でも使えるようにすることで大筋合意した。
今回の合意では、金融機関ごとに異なるATMのプログラムを見直して、IC情報を相互に読み取れるようにする。安全性に優れたICカードの普及につながるだけでなく、ATM網の安全性を高めることにつながると期待している。
金融界では偽造カードの被害防止のためにICカードの導入を進めているが、金融庁によると、昨年12月末時点でICカードを発行している金融機関は28行にとどまり、発行予定の金融機関を含めても全体の3割に満たない状況だ。ICカード対応のATM設置台数も、都銀でATM全体の3分の1程度にとどまっている。