クレジットカード最大手のJCBは23日、米クレジットカード大手のディスカバー・ファイナンシャル・サービシズと業務提携したと発表した。来年秋から順次、相互の加盟店でカードを利用できるサービスを始める。JCBは手薄だった米国の加盟店舗網を強化することで、国際カードブランドとしての競争力を高めたい考えだ。
2007年秋から、ディスカバーの米国の加盟店で順次、JCBのカードの取り扱いを始める。一方で、平成20年春から数年以内に、JCBの一部を除く日本の加盟店で、ディスカバーのカードが使えるようになる。
ディスカバーは1985年に設立され、現在は米大手投資銀行のモルガン・スタンレーのカード事業子会社。約5000万人のカード会員を擁し、米国では400万以上の加盟店を持つ。
JCBはアジアで唯一の国際ブランドだが、マスターカードやビザに比べて欧米での加盟店が貧弱だった。ディスカバーはスーパーや飲食店など地域密着型の店舗を多く抱え、観光客以外のJCB会員の米国内の利便性も高まる期待がある。
JCBの信原啓也社長は会見で、「米国で確固たるネットワークを築いたディスカバーの力を借りて飛躍したい」と語り、海外戦略の強化の一環であることを強調している。