JTBは、企業の研修などをサポートする専門部署「JTB研修サポートセンター」を25日に設立する。同センターは、東京都千代田区の神保町支店と、東京都豊島区の池袋支店内に置く。景気回復を背景に、企業の入社式や新入社員研修をはじめとする研修関連のアウトソーシング(外部委託)ニーズが高まっていることに対応する。
JTBでは、1980年代から各支店でこうした研修サポート事業を展開。企業にサービスを提供してきた。
今回設立するサポートセンターは、そうした事業で培ってきたノウハウや、契約しているホテルや研修施設など約2000件のネットワークを武器に事業強化を目指す。
センターでは、入社式や新入社員研修、一般社員研修などにとどまらず、採用活動なども含めた広範な分野で必要な会場の手配や研修内容などのコーディネート、宿泊・交通機関の手配までを総合的に提供する。
JTBは今年度、こうした研修事業で合計20万人泊(1泊換算で20万人)の利用者獲得を目指す。
リストラを通じて企業が自前の研修所などを持たなくなっている中で、昨年からの景気回復に伴い企業の社員採用が増加に転じている。このため、研修で外部のホテルや施設を利用するケースが増えており、旅行各社は研修事業の取り込みに力を入れている。
近畿日本ツーリストも、企業を対象にしたイベント・コンベンション(見本市)受託事業などとともに、こうした研修関連事業を強化している。