アステラスの4―6月、研究開発費膨らみ前年比64%の営業減益

アステラス製薬が1日発表した2006年4―6月連結業績は、営業利益が前年比64.0%減の235億円だった。薬価改定などで原価率が悪化したうえ、研究開発費がかさみ利益を圧迫した。ただ、年間予想は修正せず、営業利益は同6.7%減の1800億円と見込む。
 会社側の年間営業利益予想は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト17人の事前予測平均値1817億円を下回る水準。
 4―6月の連結売上高は、主力の免疫抑制剤「プログラフ」などが伸び、前年比8.1%増の2304億円に拡大した。海外では北米を中心に好調に推移、ハルナールの後発品の影響があった欧州でも増収だった。
 ただ、薬価改定の影響で原価率は前年と比べ2.6ポイント悪化。契約一時金が膨らみ、研究開発費が同178.9%増の655億円と大幅に増え、利益面では64%の営業減益。経常利益は同63.8%減の248億円となった。
 ゼファーマ株売却で212億円の特別利益を計上するなどし、純利益は282億円と28.3%の減益にとどめた。株主還元の一環で発行株の2.66%に相当する1500万株(取得額750億円)を上限とする自社株取得を8月2日から9月20日の間に実施する。

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