コロワイド、郊外型の複合店に事業拡大

居酒屋「甘太郎」などを展開するコロワイドは、複数業態を組み合わせた郊外型レストランの出店に乗り出した。同一地域に集中出店するドミナント戦略の強化が目的。これまでは繁華街の飲食店ビルなどでの集中出店を行い、顧客の囲い込みと事業の効率化を進めていたが、同手法をファミリー向けの郊外型飲食店に拡大する。
 郊外型複合店の1号店として、東京都世田谷区に「尾張とんかつ専科銀豚」と炭火焼き肉「鼓鉄炎」、ラーメン店「ラーメン四天王」の3業態が入居する飲食店を7月にオープンした。集客動向を見ながら今後、出店を拡大する。
 同店は昨年子会社化した回転ずしのアトムが出店していた物件を改修。延べ床面積約570平方メートルの建物の2階にラーメン店(約62平方メートル)、2階にとんかつ店(約180平方メートル)と焼き肉店(約330平方メートル)がそれぞれ入居する。同様に昨年子会社化した焼き肉チェーン「がんこ炎」とアトムのノウハウを盛り込んだ。
 居酒屋を中心に業態を拡大してきたコロワイドは、積極的なM&A(企業の合併・買収)戦略により、ここ2年間でレストランと居酒屋の比率を2対8からほぼ半々に引き上げた。郊外型の複合店では、地域住民をターゲットにレストランと居酒屋などを組み合わせ、グループ店への顧客の囲い込みを図る考えで、1号店では初年度約5億円の売り上げを見込んでいる。

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