佐世保重工業は07年度に船舶エンジン用クランクシャフトの生産を05年度比3割増の130本に拡大する。旺盛な海運需要を背景にした新船の建造ラッシュで、「需給ひっ迫状態が続いている」(森島英一社長)ことに対応する。同社は中型の鍛造クランクシャフト分野で最大手。ここ数年、需要増に対応するため、生産を段階的に引き上げている。さらに増産することで、首位の座を強固にする考え。
佐世保重工業は05年11月に、15億円を投じて、新型の2500トンプレスやマニピュレーターを導入するなどクランクシャフト生産設備を強化。06年度は前年度比1割増の110本を計画。しかし「建造需要拡大が続き、シャフトの増産要請が強い」(森島社長)ことから、07年度は130本に引き上げる。
造船業界の船価が底だった02年は、船舶エンジン用クランクシャフトの需要が少なく、赤字経営のシャフトメーカーが多かったという。