宇部興産は7日、ポリイミドフィルム「ユーピレックス」の生産能力を増強すると発表した。堺工場(堺市西区)に9月稼働予定で建設中の第8期設備、07年10月稼働予定の9期設備に加え、08年秋の稼働を目指して10期および11期の設備を同時に建設する。これにより9期設備完成時点に3100万平方メートルとなる年産能力を35%増の同約4100万平方メートルとする。総工費は約80億円。フィルムの生産能力を強化すると同時に、原料であるビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)の能力も増強する。
ユーピレックスは液晶表示装置(LCD)、プラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)のテープ自動ボンディング(TAB)テープ向けを中心に需要が急増。特にPDP向けは「予想以上に伸びている」(紀平浩二専務執行役員)。このため1系列分の増設では間に合わないと判断し、10期、11期分の設備を同時に建設することにした。