都心や首都圏の外国人居住者に、好みに合った住宅をあっせん・紹介し、リフォームなどの相談にも応じるコンサルティング会社「エル・ディオ」(L・Dio、東京都新宿区)が8日設立された。
東京都港区だけでも現在、総人口の約1割にあたる2万人の外国人が住んでいるが、治安の良さやショッピングの便利さなどとは裏腹に、住宅事情に関しては「探しにくい」「住みづらい」と評判は散々だ。
L・Dioを資本金100万円で設立した米国籍の藤沼シェリーさん(50)は日本に30年以上在住し、フランスの装飾品会社の東京代表やアメリカのPR会社の日本法人社長を務めるなど、異文化のコミュニケートを手がけてきた。
「これまで勤務先の外資系企業が住居を探し、あてがってきましたが、最近は居住者自らが好みに応じて探すようになってきました。しかし、英語で応対できる不動産業者すらあまりいません。外国人のニーズを満たせる事務所や居住空間をクリエートし、提供していきたい」と、藤沼社長は起業の動機を語る。
同社は、インテリア・デザイナーや内装設計・施工、外装工事会社などと積極的にタイアップし、外国人居住者の潜在需要を掘り起こす方針で、2年後に年間2億円の取扱高をめざすという。